城下町のお土産に、歴史あるとっておきの甘味を
2021年03月22日
小豆や砂糖といった上質でシンプルな食材を使い、卓越した職人が繰り広げるお菓子の世界。城下町には岡藩時代をルーツとする伝統的な郷土菓子がいくつもあります。
古き良き素朴な和菓子から、竹田の恵みを使った銘菓まで、城下町の散策を楽しみながら、とっておきの旅のお土産を見つけてください。
但馬屋老舗
文化元年(1804年)に創業した、大分県で一番古い和菓子の名店。岡藩主中川公に召されて御用菓子司として仕え、200年以上その味と技を守り続けています。
代表銘菓は、岡藩の献上菓子であった「三笠野」。厳選した小豆を竹田の清らかな名水で炊いた自家製のあんを、丁寧に焼き上げた生地で包んだ歴史あるお菓子です。
また地元の農家さんが育てる柚子を白小豆のあんで包んだ「竹田美人」も人気の一つ。竹田の伝統工芸品である「姫だるま」をモチーフにしており、パッケージもこだわった愛らしい菓子となっています。
本店に併設している「茶房だんだん」では、お食事や季節の美しさを纏った芸術的な甘味を楽しめるほか、運が良ければ焼き立ての香ばしい「三笠野」がいただけるので、散策の途中にぜひお立ち寄りください。
西出開花堂
和菓子から洋菓子まで、パティシエの技が光るスイーツが並ぶ「西出開花堂」。元々せんべい屋として開業しており、創業当時から人気なのが「岡城せんべい」。岡藩主中川公の十字家紋「中川クルス」が型押しされた滋味深い味わいのせんべいです。
また世代を超えて愛され続けているのが、昭和に流行した洋菓子「たぬきケーキ」。バタークリームとチョコレートでたぬきを表現した愛らしいケーキは「懐かしい!」と感じる方も多いのではないでしょうか。大人の心をくすぐるスイーツをぜひおためし下さい。
但馬屋老舗(スポット情報詳細)
所:竹田市竹田町40番地
TEL:0974-63-1811
営:9:00〜18:00、【茶房だんだん】9:30〜18:00
休:火曜
HP:https://tajimaya-roho.co.jp/
西出開花堂
所:竹田市竹田町456
TEL:0974-63-2355
営:9:30〜19:00、祝日9:30〜17:00
休:日曜