入山公廟(中川久清墓所)

久住高原エリア

歴史・史跡・神社

大船山(竹田市久住町)に岡藩三代藩主中川久清の墓所があります。中川久清はくじゅう連山の大船山を愛した人物で「入山」と号した殿様です。
麓の七里田温泉にお茶屋を設立し、岳麓寺から大船山への登山道の中腹にある鳥居ヶ窪へ度々登山し、藩士を引き連れ軍事演習を行ったとされます。
久清は足が悪かったこともあり、登山の際には背負子のような「人馬鞍」で藩士に背負われて登ったと伝わっています。
鳥居ヶ窪は、現在は大船山がみえる標高1400m程度の高地にある草原ですが、小さな観音像や倒れた鳥居跡が残っています。
久清は亡くなる際に大船山の中腹、鳥居ヶ窪を見下ろす位置に墓所を設けるように遺言し、没後に墓所が築かれました。それが「入山公廟」=「中川家墓所」です。
この標高1400m付近にある中川久清墓所は、おそらく日本国内で最も標高が高い藩主御廟と思われます。

※「大船山観光登山バス」(有料・予約制)を利用すれば登山口から40分で入山公廟まで行くことができます。

住所
大分県竹田市久住町有氏
駐車場
なし(登山)
エリア
久住高原エリア
ジャンル
歴史・史跡・神社
URL
大船山観光登山バス