どこか懐かしい、大切にしたい日本の農村の情景。
2021年06月07日
小さかった私の奥底に眠っていた、あの記憶。
見た瞬間、ここは映画のセットなのだろうかと思うほど美しい風景がそこにありました。
竹田のお母さんの美しい作業風景と、保管中のサフランの球根。
どこか懐かしい、大切にしたい日本の農村の情景です。
ここ竹田市は日本国内シェアが約8割の、日本一のサフラン生産地。
4月下旬から5月上旬にかけて葉が黄色くなって枯れ始めると掘り出される球根は5月から9月上旬までの間、倉庫などで保管されます。
9月になり気温が下がってくると球根から白い芽が出てくるので開花に備えて室内の棚に並べられ、10月下旬から11月上旬に開花。
開花したサフランの花は一つ一つ丁寧に摘み取られ、その花から赤いめしべのみが摘み取られる機械化ができない繊細な手作業です。
手間暇かけて育てられるサフランは、伝え繋ぎたい竹田市の宝。
これから竹田が誇るサフランの魅力を何回かに分けて、皆様にお伝えしていきます。