神尾楓珠さんら豪華キャスト集結!時代劇ドラマ「はぐれ鴉」完成発表会

TOS開局55周年記念時代劇ドラマ「はぐれ鴉」
7月13日に大分市のオアシスタワーで完成発表会が行われました。
山下智彦監督をはじめ、主演の神尾楓珠さん、椎名桔平さん、山本千尋さん、財前直見さん、森田甘路さん、MCとしてTOSアナウンサーの田中 愛佳さんが登壇されました。
完成発表会では、特別版ダイジェストが上映され、その後作品に込めた思いや、撮影時の裏側エピソードなどのトークが繰り広げられました。

山川才次郎役 神尾楓珠さん

―― VTRを見た感想は?

神尾楓珠さん
撮影時の寒さが蘇ってきました。迫力のある映像になっていて楽しんでいただけると思います。

椎名桔平さん
赤神 諒先生の原作を読んでから、世界観にすごく憧れていたので、山下監督の世界観と相まって非常に素晴らしい作品になったと改めて確信しました。

―― 苦労したシーンは?

時代劇初出演となる神尾楓珠さんは、「時代劇は所作が決まっているため、感情を表現することが難しかった。殺陣も苦労しました」と振り返りました。

椎名桔平さんは「(神尾さんは)緊張しているように見えなかった。スポンジのように吸収しているように見えた」と称賛されていました。

―― 印象に残っているシーンを聞かれると…

神尾楓珠さん
玉田巧佐衛門(椎名さん)と対峙するシーンは、お互いの感情が交差しているのがわかるシーンなので一番印象に残っています。

―― 「玉田巧佐衛門」の役について

椎名桔平さん
原作に描かれている通りに演じたいと思いました。過去の出来事が片時も離れず(巧佐衛門の中に)あって、それを背負いながら演じることが自分との戦いでしたね。

由美役 財前直見さん

― 財前さんの印象的なシーンは?

財前直見さん
玉田巧佐衛門との対峙するシーンが印象に残っています。衣装合わせの段階で監督に、羽織のようなものを(巧佐衛門の)肩にかけてあげたいと提案したんです。それを監督が汲んでくださって、実際に撮影でも取り入れていただきました。

山下智彦監督
俳優からの意見はなるべく取り入れるようにしているんですが、逆説のアプローチもあります。財前さんの提案は直球で気持ちがわかって、椎名さんも応えていただきました。

山下智彦 監督
英里役 山本千尋さん

―― 神尾楓珠さん演じる山川才次郎と山本千尋さん演じる英里との関係も描かれていますが、英里はどんな人物ですか?

山本千尋さん
原作を読ませていただいて心の美しさ、強さが容姿にも出ればいいなと思いながら、撮影に挑ませていただきました。才次郎さん(神尾さん)と父上(椎名さん)と共演シーンが多く、その際に少女のような無邪気な心、父上を想う純粋な心も心の奥底で大事に持っているという女性を演じられたらいいなと思いながら、演じさせていただきました。

小津主水役 森田甘路さん

―― 森田甘路さん、大分の撮影はいかがでしたか?

森田甘路さん
寒空の下、武家屋敷や岡城跡でのシーンを撮ったのですが、400年前にここに人が住んでいたんだと印象を受けました。住居としてのデザインと防御性を備えた機能美というのが美しい言い方かわかりませんが、肌で感じ、印象深いです。

森田さん演じる小津主水について聞かれると…
殺陣について「気合を入れてクランクインしたが、クランクアップまで一度も鞘から剣を抜くこともなく終わりました」とユーモアたっぷりに語ると会場が笑いに包まれました。

―― 山下監督、撮影場所としても大分はいかがでしたか?

山下智彦監督
久住高原はダイナミックでした。黄牛(あめうし)の滝はCGで滝を切ったのですが、心情を表現できたかなと思います。岡城跡もダイナミックで、周りの武家屋敷や洞窟も繊細さも感じ、その調和が非常に良かったです。

―― 最後に

神尾楓珠さんは「素晴らしい作風と素晴らしいキャストとスタッフの皆さんで作り上げた作品です。時代劇の良さ・迫力はしっかりあり、ミステリー要素もあります。それぞれの感情が繊細に描かれています。ぜひ皆さんに楽しんでいただいて少しでも広めていただいたらと思っています」と呼びかけました。

TOS開局55周年記念時代劇ドラマ「はぐれ鴉」
2025年7月22日(火) 19時より、テレビ大分にて放送!
※8月以降に時代劇専門チャンネル、BS11でも放送予定

TOSテレビ大分開局55周年記念として
赤神 諒氏原作『はぐれ鴉』(集英社文庫刊)の時代劇ドラマを制作!
寛文六年、竹田藩で起きた凄惨な事件。
ただ一人逃げのびた主人公による復讐劇。
誰が敵で、誰が味方なのか。
隠し通された秘密が明らかになる…。

ぜひご覧ください!

写真提供:TOSテレビ大分