高千穂神社の分霊を祀る、平田の高千穂神社

城下町・竹田エリア

平田の高千穂神社

平田の高千穂神社

竹田にも高千穂神社が。

竹田市の県道竹田・白丹線を白丹方向に走ると左手にしめ縄で飾られた

岩があります。

気になっていた方もいるのではないでしょうか?


平田の高千穂神社の社伝によれば、神武天皇御兄弟が天皇の東征に当たって日向国(宮崎県)の高千穂郷から射た弓矢が下平田(竹田市)のこの岩に当たったと伝わります。
この岩を高千穂神社の分霊として祀り、そしてこの地を宮田と呼ぶようになったそうです。


江戸時代(1688年)の正月に現在地(高千穂神社)に遷宮し、元宮の岩は遥拝所(ようはいじょ)として保存されてきました。

しかし、元宮である宮田付近が下平田地区の基盤整備事業の対象となったため、平成9年(1997年)に弓矢が当たったと伝わる岩の一部を元宮に近い県道(竹田・白丹線)沿いに移し祀っています。

この神社は高千穂神社の分霊を祀る十二社の一つとして、毎年4月16日の高千穂神社(宮崎県)の祭礼に宮総代や役員が氏子を代表して参詣しています。


平田の高千穂神社の祭礼は9月28日で、神楽が奉納され、竹田市指定の無形文化財の平田獅子が上平田のお旅所までの神幸のお供をしており、10月の城原八幡社大祭でもお旅所までの神幸のお供をしています。

 

私たちが知っているようで知らない地域の魅力を知ると、旅や暮らしも一段と楽しくなります。

 

 

県道竹田・白丹線を白丹方面に向かう
高千穂郷から射た弓矢が当たったとされる岩
岡藩主中川氏の二柏(ふたつかしわ)紋
高千穂神社に入る光

平田の高千穂神社

日向の国(宮崎県)の高千穂神社の分霊を祀る神社。
祭神:大国主命、三毛入野命、外七神

所在地:竹田市大字平田