双城×岡大豆復興プロジェクト 7

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双城×岡大豆復興プロジェクトで、2021年6月17日に城原八幡社で豊作祈願をし、6月20日に双城地域で植付けを行った岡大豆が、11月23日に城原八幡社に奉納されました。
※双城地域(城原地区、宮城地区)

大学地域連携運営協議会の麻生会長を先頭に、収穫された岡大豆が境内に運ばれます。無事にこの日を迎え、感慨深いものがあります。

麻生会長から執事の麻生さんに岡大豆が手渡され(親子リレー)、本殿へと岡大豆が運ばれます

厳粛な空氣の中で、奉納の神事が執り行われました。
6月に豊作祈願をした瞬間を思い出し、不思議な感覚に包まれます。

神事の後、竹田市地域おこし協力隊でフードマエストロの齊藤美絵さんが、感謝と心を込めてつくった「岡大豆のおにぎりとみそ汁」をみんなで味わいました。

岡大豆の植えつけと収穫を手伝ってくれた可愛い子どもたちも、自分たちで植え、自分たちで収穫をしたものを食べる幸せを体感です。

岡大豆でつくった味噌で、味噌汁を。とても贅沢ですね。

同協議会は、2018年から双城地域で岡大豆の試験栽培を3年間行ってきました。
この岡大豆は、茨木県つくば市にある、「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(通称)農研機構」に残されていた岡大豆の種を十数個譲り受けたものです。

4年目の今年、大学地域連携運営協議会は更に一歩前へ進もうと知恵を出し合いながら、岡大豆の商品化はもちろんですが、「双城地域の中心的存在である城原八幡社に岡大豆を奉納しよう!」と決め、着々と準備を進めてきました。決して派手ではない取り組みですが、とても大切なこと。
食の大切さ、地域の神社、その土地の方々。
私たちが日々忘れかけてしまう、感謝の心。

大学地域連携運営協議会の麻生会長

今年は、3aの畑で栽培した約30kgの収量となる見込み。まだまだ収量は多くはないものの、とても実りの多い取り組みです。収穫された岡大豆が今後どのような形で活用されるのか、とても楽しみですね。
城原八幡社の福豆に岡大豆が入っていたら、感激すること間違いなしです。

また、既に竹田市内のシェフの方も岡大豆に注目してくれています。竹田に来たら、美しい岡大豆のメニューに出逢えるかもしれません。

また、双城地域も含め、竹田市内の他の地域でも代々その土地に受け継がれてきた岡大豆(農研機構の種とは別のもの)も栽培されており、今後は竹田市全体の岡大豆として、その地域の土地ならではの岡大豆が竹田市内に沢山登場し、地域ごとの岡大豆を食べ比べする。そんな美しい未来を想像しています。

岡大豆に関する詳しいお問い合わせは、竹田市まちづくり文化財課まで。
0974-63-1111

※岡大豆(おかだいず)
岡大豆は江戸時代から現在の竹田市で生産されてきた大豆の種類です。江戸時代には全国で知られていたブランド大豆で、当時の全国の大豆の値段は岡大豆の値段を基準として決められていたようです。

江戸時代の岡大豆の値段は150kgが15万円~20万円(小判1両ほど)であったことから、小判大豆と言われていました。

山間部である竹田市では、当時は米が多く生産できなかったそうです。そこで、米に加えて大豆を多く生産するようになり、生産者の方々の努力によって全国から認められる大豆となりました。

(主催)
大学地域連携運営協議会

(協力)
城原八幡社
竹田市まちづくり文化財課
竹田市農政課
竹田市観光ツーリズム協会
八百萬屋