竹田サフランの開花と収穫の季節。

城下町・竹田エリア

竹田サフランの開花と収穫の季節。
竹田市に、サフランの香りが漂い始めました。
美しい薄紫色の花と赤い雌しべ特徴的なサフラン。ここ竹田市は、全国で約8割の生産量を誇る日本一のサフラン生産地。
畑ではなく室内で花を咲かせて収穫する、竹田方式という珍しい栽培方法が受け継がれています。
繊細な手作業で収穫された竹田サフランは生産量も品質の高さも群を抜いており、竹田が誇る大切な宝です。
5月に土の中から大切に掘り上げられた球根がトレーに綺麗に並べられ、納屋など風通しが良く直射日光が当たらない場所に保管されます。(室内に球根がある間は水を一切与えません。)
気温が10℃以下になる10月下旬から11月にはサフランの花が開花し、赤い雌しべの収穫を迎えます。
収穫した雌しべはすぐに乾燥させ、その後出荷されます。
雌しべを収穫した球根は稲刈りを終えた後の水田に植えられ、5月の球根掘り上げの時期を待ちます。
このように、サフラン栽培には多くの手間隙がかかります。
それでも竹田市の生産者の方々は、昔ながらの方法で大事にサフランを育てています。これから先も後世へと伝え繋ぎたい大切な、コト・モノです。
サフランは料理の着色や生薬として用いられ、バレンシア地方の伝統的な料理であるパエリアやプロバンス地方のブイヤベースにサフランが使われていることが有名です。
血行促進作用があることから冷え性の方などにも愛され、また、婦人薬や発ガン予防、安眠促進効果もあると言われています。
※竹田市でのサフラン栽培は、1903年に大分県竹田市玉来の吉良文平氏が神奈川県中郡国府村の添田辰五郎氏から球根を譲り受けたことに始まります。

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