双城×岡大豆復興プロジェクト 1

城下町・竹田エリア

大学地域連携運営協議会の、「双城×岡大豆復興プロジェクト」が始まりました。

※双城とは、城原地域と宮城地域のこと。

2021年6月17日、厳粛な空氣の中、城原八幡社で植付け前の岡大豆に対して豊作などを祈願する神事が行われました。

双城地域の中心的存在である城原八幡社。
その城原八幡社へ奉納する岡大豆を栽培し、11月23日の新穀感謝祭で岡大豆を奉納します。奉納された岡大豆は福豆などに。

あじさい加工所やきばる万葉工房での岡大豆を活用した商品開発などのプロジェクトも検討されており、奉納された岡大豆や双城地域で収穫された岡大豆が今後どのような形になっていくか、とても楽しみです。

岡大豆:江戸時代に全国の大豆相場を決めたといわれるブランド大豆。

岡藩の財政を支えた岡大豆は江戸時代に全国一と評価され、その値段が大豆相場を左右したそうです。なお、「岡大豆」は大坂で米などの価格の基準ともされていました。
※現在日本一の栽培面積を持つ「フクユタカ」は、岡大豆の血を引く品種です。

岡藩や岡藩士にとっての岡大豆は重要な収入源であり、商品でした。
農民にとっての岡大豆は、生活の根幹に関わる大事な作物。(米の代わり)
江戸時代の年貢税は、基本は米であったが、岡藩は大豆も納められていたそうです。(当時の税金帳から)
三井大阪両替店の旧帳簿によれば小判と等しい価値とされ、「小判大豆」とも呼ばれていたそうです。

岡大豆の栽培過程の様子と共に、城原八幡社や城原夜神楽、宮城地域の阿鹿野獅子や紫草、そして双城地域の食などの魅力を引き続き発信していきます。

その土地が歩んできた歴史や文化を感じ、生きていく上で私たちが本当に大切にしたいことを伝え繋いでいきます。

大自然や地球、そして宇宙の恵み、そして私たちが生きていく上で欠かすことのできない農作物を育ててくれる生産者の方々への感謝の心を大切に。


次回は、岡大豆植付けの様子をお届けします。