日本屈指の炭酸泉が湧くことで有名な長湯温泉。「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬」と称えられるほど、医学的にも注目される温浴効果が自慢ですが、泉質だけでなく、有名建築家が手掛けたアートな温泉施設にも注目が集まっています。
巨匠の技が光る名建築で、極上の湯をご堪能ください。

建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した日本を代表する建築家・坂茂氏がデザインしたのが、温泉施設と宿泊施設、レストランの3つの施設からなる温泉療養複合施設「クアパーク長湯」です。

2019年6月に誕生したこちらの施設は、自然と一体となった建築がコンセプト。木をふんだんに使ったデザインが特徴となっています。

「クアパーク長湯」には「バーデゾーン」という水着着用エリアがあり、こちらでは芹川沿いに50mの歩行湯が続きます。
四季折々の長湯の景色を眺めながら歩くことができるため、心身のケアやメンテナンスに最適です。

銀色の泡が体を包み、その名の通りまるでラムネの中に浸かっているかのような湯が体験できる「ラムネ温泉館」。

一見、温泉施設とは思えない可愛らしい建物を手掛けたのは、「建築と自然との共存」をテーマにした建築を行う藤森照信氏です。
壁は焼き杉と漆喰で白と黒のモノトーンの色調になっており、屋根には銅板が張られ、てっぺんには松の木が伸びたユニークで斬新な設計。長寿のシンボルとされる松を植えることで、「長く繁栄するように」との願いも込められています。

館内には長湯温泉と縁が深い高田力蔵の絵画や川端康成の書、彫刻家・朝倉文夫の作品が展示された美術館があるほか、イラストレーター南伸坊氏による愛らしいキャラクターデザインも魅力。芸術も炭酸泉も楽しめるとあって、ファンが多い人気の温泉施設です。

湯治文化が息づく長湯温泉街のシンボル的スポット「温泉療養文化館 御前湯」。ドイツの建築様式を取り入れた斬新なデザインは、日本の建築家集団である「象設計集団」によるもの。

3階建の施設の1階と3階には芹川の風景を眺めながら浸かることができる開放的な大浴場と露天風呂があり、貸切湯は和と洋、趣の異なる4つのタイプから選択できます。

館内には飲泉場があり、温泉を飲むことで効能が体内に直接作用。日本屈指の炭酸泉が誇る高い効能を体の内側からもお楽しみください。

クアパーク長湯（スポット情報詳細）
所：竹田市直入町長湯3041-1
TEL：0974-64-1444
営：クアハウス（バーデゾーン・温泉）10:00〜20:30（最終受付20:00）
クアホテル（コテージ）チェックイン15:00、チェックアウト10:00
休：毎月第1・3水・木曜（メンテナンスにより不定休あり）
入浴料：大人800円、小学生400円、水着レンタル500円
HP：https://www.kur-nagayu.co.jp/

ラムネ温泉館（スポット情報詳細）
所：竹田市直入町長湯7676-2
TEL：0974-75-2620
営：10:00〜22:00　
休：毎月第1水曜（1月・5月は第2水曜）
入浴料：大人500円、小人（3歳〜小学生）200円、家族風呂2,000円（60分）
HP：http://www.lamune-onsen.co.jp/

温泉療養文化館　御前湯（スポット情報詳細）
所：竹田市直入町長湯7962-1
TEL：0974-64-1400
営：6:00〜20:00　
休：毎月第3水曜
入浴料：大人500円（竹田市民300円）、小学生200円、家族風呂2,000円（50分）
HP：http://www.gozenyu.com/